石綿(アスベスト)って??

石綿(アスベスト)使用の歴史

前回の投稿で石綿(アスベスト)がどのような物に使われているのかを投稿しましたが、今回は石綿(アスベスト)がどのように使われてきたのかの歴史を投稿したいと思います。

石綿(アスベスト)は、耐熱性や防音性、絶縁性など様々な特質を有していることから、非常に有用な鉱物として重宝されてきました。

上記のような特徴から、アスベストの利用態様は様々でしたが、特に船舶関係や建材製品に多く利用されてきました。

アスベストの輸入は、明治20年代から始まり、第二次世界大戦中は一旦輸入が途絶えたものの、戦後また輸入が再開されました。日本におけるアスベスト輸入量は、昭和40年代後半(1970~1975年頃)にピークを迎え、年間30万トンを超える量の石綿が輸入されました。

その後は、国の規制により石綿の使用が禁止されるようになり、それに伴って石綿の輸入量は減少していきまいた。

そして国の規制に拍車をかけた事件がありました。

一般社会に石綿(アスベスト)が危険な物なんだと知られている事件が「クボタ・ショック」と言われる物です。

平成17年(2005年)6月29日、大手機械メーカーであるクボタが、アスベストを取り扱う工場で働いていた社員や退職者、請負会社の従業員、地域住民の間で、中皮腫など石綿関連疾患の患者が多数発生し、合計79人が死亡、現在療養中の退職者も18人に及ぶことを発表したのです。

クボタ・ショック前は、アスベストが肺がんなどを引き起こし、死に至らしめるものであることは、社会の中でさほど浸透していませんでした。

しかし、クボタ・ショックを受けて、実際にアスベストを取り扱っていた労働者だけでなく、周辺住民にも被害が及ぶことが明らかになり、アスベスト禁止の風潮がより強まることになりました。

そして最終的には、平成18年(2006年)にアスベストの輸入が途絶えました。

このように実は明治時代から使われてきてましたが、国の規制もあり現在は石綿(アスベスト)を使用した物は製造されていません。

以上が石綿(アスベスト)の使われた歴史です。

次回は石綿(アスベスト)が使用されている物かどうかの調査の方法を投稿したいと思います。

☆株式会社LIFESEED☆
徳島の株式会社LIFESEEDです。

弊社は環境配慮工事(アスベストの除去工事)を主にしている会社です。

調査から施行まで一貫して受けており、環境配慮工事に特化しております。

石綿(アスベスト)に関するお困り事等があれば是非ご相談ください(^^)

是非フォローお願いします→【インスタ

TOP