FLOW(レベル1除去作業の場合)アスベスト除去作業の流れ

STEP1

事前調査
弊社社員の有資格者による設計図書や現地確認により、アスベスト使用の有無を確認します。

STEP2

現場調査
施工計画書を作成し、労働基準監督署及び自治体に届け出を行い、審査を受けます。

STEP3

打ち合わせ
施工計画書をもとに十分な知識を持った石綿作業主任者による作業員特別教育・打ち合わせを徹底し、飛散防止・ばく露防止に努めております。

STEP4

隔離養生・機器設置
除去したアスベストの外部への飛散を防止するため、作業エリアを隔離するとともに、エリア内に負圧装置を設置します。

STEP5

所轄官庁立ち合い
隔離養生完了後、作業エリアが適正に稼働しているかの審査を受け、合格後作業開始となります。

STEP6

アスベスト除去作業
労働者のアスベスト吸引による健康被害を防止するために、専用の保護具に電動ファン付きの防塵マスクを装着させ、作業を行います。
粉塵飛散防止剤を散布しながら、ケレン棒やワイヤーブラシを使い、取り残しのないように入年にアスベストを除去します。

STEP7

隔離養生の撤去
作業エリア内のアスベストを除去完了後、エリア内に浮遊するアスベストの飛散を防止するため、再度、飛散防止剤を散布し、養生面へ吸着させ、隔離養生を撤去します。

STEP8

廃石綿の搬出・処分
発生したアスベスト及び保護具等を専用の袋へ2重詰めの後、専門の処理場へ運搬し、適正処理を行います。

STEP9

アスベスト粉塵濃度測定
作業前・作業中・作業完了後の適時に粉塵濃度測定を行い、外部へ粉塵が流出していないかの確認を行います。

STEP10

報告書等作成
施工写真管理・現場日報・報告書の作成。所轄官庁への報告、元請様への報告を行い終了となります。

REGULATION特定粉じん排出等作業に係る規制について

規制基準

特定粉じん排出等作業に係る規制基準(作業基準)は、特定粉じんの種類、特定建築材料の種類及び特定粉じん排出等作業の種類ごとに、作業の方法に関する基準を定めている。

特定建築材料の区分建築建材の種類発じん性事前調査届け出作業基準厳守事前調査の提示
レベル1石綿含有吹付け材著しく高い
レベル2石綿含有保温材
石綿含有耐火被覆材
石綿含有断熱材
高い
レベル3その他の石綿含有建材
(石綿含有成形板、
石綿含有仕上塗材等)
比較的低い
石綿を含まない

STANDARD作業基準について

解体工事の元請業者(または自主施工者)等は、石綿の除去等作業の方法について、建材の種類及び作業の種類ごとに基準を遵守する必要があります。(法第18条の14、規則第16条の4・13〜15)

※1粉じん飛散防止のため、実施することが望ましい ※2 十分な集じん装置を使用する場合は不要 

STANDARD作業基準について

REMOVALMETHOD石綿含有建材レベル3除去方法とは?

アスベスト(石綿)レベル3の建材を撤去するには、湿潤化や養生などの措置を行い、石綿の飛散を防止しながら除去します。

アスベストレベル3の除去方法

・やむを得ない場合を除き、破砕等を行わずに除去する
・せん孔箇所等に適量の水又は薬液を散布して湿潤化を行う
・作業場所の周囲を養生シート等で囲う
・除去する石綿含有成形板に付着している機器器具は成形板を損傷しないように丁寧に外す
・石綿含有成形板をバールや鋸等により切断、破砕除去する場合は、湿潤化等石綿飛散防止の措置をする
・取り外した石綿含有成形板は丁寧にプラスチック袋又はシートにより梱包する

MOLDEDPLATE石綿含有成形板(レベル3建材)

石綿含有スレート板

天井材

石綿含有窯業系サイディング

Pタイル

石綿含有けい酸カルシウム板第1種

外壁塗材

REMOVALMETHODレベル3実例、クラック補修の場合

クラック補修の際にアスベストを除去するには、アスベストの飛散を抑えながら、アスベスト含有の塗材や下地調整材を剥がす必要があります。

アスベストの除去工法

・集塵機付きディスクグラインダー工法:ディスクグラインダーで建材を削りながら、発生する粉塵を吸引する工法(乾式と湿式の2つの工法がある
・剥離工法:剥離剤を使って仕上塗材をやわかくして除去する工法

アスベストの除去作業時の注意点

・粉塵を飛散させないように、作業区間を規定のフィルム等で隔離する
・吸塵装置を使用する
・適切な保護衣、防塵マスク等を着用する

EXAMPLELEVEL3レベル3実例写真

集塵機付きディスクグラインダー工法(乾式)

EXAMPLELEVEL3レベル3実例写真

集塵機付きディスクグラインダー工法(湿式)

EXAMPLELEVEL3レベル3実例写真

剥離工法

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